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2011.01.23

例外に潜む危険性@PGUM

パラシュートジャンプがもうすぐ始まろうとするところで、Cessna-A、Cessna-Bが相次いで離陸。
両機ともRight Turn DEP.をリクエスト。
Cessna-AはTight Down WindかEast Boundを指示され、East Boundし、ジャンプゾーンを充分離して海岸の外へ出る。
TWRはトランスポンダの無いCessna-Aのために、ポジション確認、後続のCessna-Bへトラフィック情報に忙殺。
パラシュートジャンプが始まる。
TWRが忙殺されている間に、特にTight Down Windを指示されことも無かったCessna-Bは、ジャンプゾーンに近付くことになってしまう。
TWRからジャンプゾーンに近付かないように指示があり、さらに、Heading 090の指示がでる。
Cessna-Bがジャンパーに気付き、”Heading 090出来ない。Right Down Windをリクエスト”とするが、TWRが認めず、ノースバウンド指示。
(Cessna-Bがほぼコリジョンに対して叫ぶようにATCするため、緊張が増す)
ジャンパーがクリアになったところで、Cessna-BはLeft Down Windへ。
Cessna-Aは大きく右回りして、Right Base。
両機ともT&Gをリクエストするが、TWR認めず、Full Stop。
Cessna-Bが先行しているにも関わらず、TWRはCessna-AにLanding Clearanceを出してしまう。
Cessna-Bが間違えてLanding Clearancをリードバック。
TWRも間違えていることに気付いて、ファイナルターンしたCessna-AにLeft360させて間隔を取り、Cessna-Bを先に下ろす。
Cessna-Aは残していたフライトのために、再フライトをリクエストするが、認められず社内調整を指示される。(おそらく、TWRからクレームが入っていると思われる)

このATCを聞いていて問題と思うのは、

1.Cessna-Aがジャンプゾーンは充分クリアしてフライトしていたので、単機では問題無かったが、トランスポンダの無いことでTWRで位置が判らず迷惑になる。(場所がわからないCessna-Aに注意を取られたTWRが後続のCessna-Bへの指示が遅れコリジョンを発生しそうになった。)
2.衝突回避のための落ち着いた、的確な行動が必要。(後続のCessna-Bもジャンプゾーンをクリアにするための行動を間違えた。090に従えないなら、Down Windへ戻る(風下、ジャンパーに近付く)のでは無く、風上へ旋回しLeft Heading 360をリクエストすべきだったのではないだろうか?)
3.TWRがCessna-A、Cessna-Bのクリアランス順を間違えまくったところを勘案すると、相当、プレッシャーが掛かったと思う。見えない機体、見えないジャンパーがいるエリアに、緊張のあまり叫びまくるATCのパイロットの組み合わせ。

気の毒なパターンが重なったとも思うが、例外的なものの混在は危険を増すことが良く判る。

ちなみに、この2機はこの後のフライトでは、エアラインのインバウンド中は管制圏の縁でホールドさせられて、完全に落ち着いたところでないとRWYへ近づけさせて貰えませんでした。

2011 01 23 08:43 PM [Glider] | 固定リンク

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