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2010.09.14

実地試験に落ちる?瞬間

気の毒な例です。
世の中には「そりゃ、落ちるよな」と言うのもありますが、今回のものは気の毒でした。

ATCが苦手で(私も同じ)判らないと"Say Again"使いますが、使いすぎも失敗の元と言う例です。

ある訓練生で、おそらく日本国内のレディオ空港以下で訓練をしていて仕上げをGuamにきた感じの方がいました。
ATCの基本は出来ているのだけれど、欠点は、"Say Again君"でした。それも、自信をもって単なる言葉として"Please"を付けて”Please Say Again"と、なんでもないATCを聞き落として言うので、ちょっと"カチン"と来そうな感じでした。
TWRもどうでも良いような時は"Say Again"に一度は答えるものの、2度目からは答えなくなることが何度もありました。

ある時、この方がTWRがGNDもこなす時間帯に出てきました。
普通なら暇な時間帯のはずなのに、パラジャン、観光セスナ2機、F-22編隊の交錯、高度指定したセスナのトランスポンダ高度の誤差、コミューターの着陸が重なって管制官は大忙し。
そこへ、GNDでタクシークリアランスを取ろうとして"Stand by"を指示されたのに、繰り返してGND(TWR)から"スタ~ンバァ~イ"とイライラされながら言われていました。
TWRの周波数を聞いているとこの忙しさが判るのですが、GNDを聞いていたのでは判らないので、"何でこんなに待たされるのだろう?"となってしまうのは仕方ありません。

そんなこんなをしながら、やっと離陸が出来ましたが、Up Windで今度はTWRから左旋回、高度1500feet指定されました。F-18と交錯しない配慮ですが、これに2度"Say Again"をしてしまいました。
TWRが忙しくて一回目は無視、二回目には"インストラクターを出せ"と。

ところが出て来たのはインストラクターではなくて、イグザミナー(試験官)。このフライトはチェックライドだったのです。
イグザミナーは着陸をリクエスト(たぶん試験中止)、TWRは"スチューデントに言っといてくれよ"的に嫌味。

ここまで悪い条件が重なったのはあまり聞いたことがありません。お気の毒でした。

"判らなくて出鱈目するよりSay Again"とは言うものの、自信を持って"Say Again"は程度もの。"Confirm~"とか使って、”ちょっと聞きづらかったんだけど、すいません"てな感じも必要なのではないかな?と思う。

RWY#をきちんと言わないと、"Say RWY#"とTWRから指示されます。エアラインのパイロットなどは、結構申し訳なさそうに言います。"Say"と言う命令語は結構きつい言葉なんだと感じます。
ATCの流れで判りづらかったりすると、"Verify RWY#"位に優しくなりますが、彼らは仕事として、確認を取っておかないといけない肝になるところなので、きちんとリードバックして、"Sorry"も付けたりします。

日本ではATCは単なる符丁であり会話ではありませんが、アメリカではATCと言えども、やっぱり、心のある会話なんだなぁと思います。

2010 09 14 08:26 AM [Glider] | 固定リンク

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