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2008.05.10
Aguriculture Hawaii
ハワイ滞在中、明治時代にハワイへ移民した日本人が従事した”農業”に関してちょっと思うところもあり見聞きした内容を記録しておきます。
興味の無い方は読み飛ばすのがよろしいかと思います。
写真は毎週土曜日にダイヤモンドヘッドの東側のKapiolani Community Collegeで開催されるThe Saturday Farmers’ Marketで配布されていた農業関係のパンフレットである。
表紙を飾っているのは1980年代に中国を脱出、難民キャンプを経てタイからハワイに渡り家族経営でオアフ島北部のKafukuでミニトマト生産を中心に農業をしているHoさん。記事に寄れば、「ハワイで農業する価値は”自由”だ」とのこと。
私のブログではこのFarmers’ Marketを”朝市”と紹介しているが、実際にはハワイ州の農政部と企業が後援して、ハワイ生産者団体(Hawaii Farm Bureau Federation)が週3回開催している直売所と言うのが実態。
主催の担当者に聞いた話では、ハワイの農業はやはり衰退産業。後継者問題、経営問題等は日本とよく似たもの。統計的に見れば、かつて19世紀には製糖産業で栄えたハワイも今や農業は微々たる物。
滞在中にオワフ島内を753Kmほどドライブして見えた風景には放棄された農地、牧場が目立った。特にかつての農業地帯だった北部のハレイワからカフクにかけては雑草の生い茂る農地が目立った。
空から何度か見たこのエリアも、きれいな緑のあるのはゴルフ場、観光牧場、ドールのパイナップル農園くらいなもの。サトウキビ産業がなくなった今、土地利用型農業は見られないのだろう。
もっとも、先に紹介したHoさんのように施設農業やランなどの花き産業は伸びているようである。
左の写真はオワフ島で高級レストランへサラダ用の野菜を直販しているNaloFarmsのブース。(社長はHawaii Farm Bureau Federationの会長をしているDean Okimoto氏)
最近のおしゃれなレストランのサラダメニューを見ると、レタス主体ではなく小さな葉の色とりどりの野菜で構成されているのに気付くと思うが、こう言ったサラダメニュー用の野菜を最初からミックスしてパッケージして販売しているようである。
結局のところ、サトウキビ(製糖産業)のように土地利用型の農業は農業労働コストの低い東南アジアへ移り、施設農業を中心とした労働集約型で高付加価値の農業や観光農業が残ると言うのは都市化した地域での農業のあり方としては至極普通である。
個人的にはNaloFarmsの立地、マーケティングは中々興味がある。仔細を書き出すと長くなるので止めておくが、日本人移民の優れたものを感じざるを得ない。
2008 05 10 11:15 AM [etc] | 固定リンク
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