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2008.04.02

Zaon Flight Systems - PCAS MRX Overview

リンク: Zaon Flight Systems - PCAS MRX Overview.

ZAON社のPCAS MRXはトランスポンダの応答信号(1060MHz)を受信して、信号の強度で自機との距離、その内容から高度差、変化を算出して衝突に対する警告を発してくれる装置です。

エアラインなど商業用では”TCAS"と呼ばれるシステムがあり、アメリカなどでは装備が義務化されています。
ジェネアビでは装置の価格が高いこともあり、装備に難が有ります。
”PCAS"は簡易的なシステムのため、距離精度等は多少心もとないものがありますが、高度差はトランスポンダのMode Cから得るため正確です。
グランドレーダーが届かない場所では反応しないなど制限はありますが、機器の価格が安いことや高度差だけでも出るだけでも、回避行動を取れることもあり、なかなか面白い装置と思います。

春のクロスカントリー・シーズンにWAVEフライトでエアラインと交錯するようなエリアをフライトする際には、トランスポンダMode Cとセットで装備したい装置と思います。



  • MRXの概要

    1. 距離表示は5-1NMで、0.1NM単位
    2. 複数のトラフィックを感知
    3. 相対的高度は+/-5000feet~+/-500スケール。上昇/効果表示あり
    4. 高度計内蔵で自動校正可能(自機のトランスポンダの信号から高度を校正)
    5. 自機のsquawkと高度を表示
    6. 表示や音で警告やアドバイス。ボリューム調整、ミュートスイッチが前面パネルにある。オーディオケーブル付属。
    7. 単三乾電池2本または機体の10-40V DVで動作
    8. 小型 (2.61"x 0.73"x 4.33")
    9. 5ポジションのスイッチでメニュ選択で操作
    10. 表示輝度調整あり
    11. レーダー不感地帯ではTCAS信号対応
    12. オートモードにより地上での誤作動を減少

  • 設置

    1. 日除けの位置にアンテナを垂直にして設置するのが良い。
    2. コンパスからは5cm以上離す。
    3. ダシュボードの上に置いた場合、滑らないようにするためにシリコンの滑り止めが添付されています。
    4. オプションのリモートアンテナを使うことで、本体はどこにでも設置可能。

  • 電池

    1. 単三型の電池が使えますが、NiMHの使用をお勧めします。アルカリ乾電池でも使えますが、表示を最大輝度にした場合、最大25%電池寿命が短くなります。
    2. アルカリ乾電池でも約6時間使えるが、高高度で低温が予想される場合、リチウムイオン電池を使うこと。



    グライダーで使う場合のポイント


  • 設置

    1. ダッシュボードの上にマウントを作り、しっかり取り付ける。
    2. アンテナは垂直になるように固定する。
    3. コンパスからは5cm以上離す。

  • 基本設定

    1. ボリューム

      • Up/downボタンで音量調整する。
      • 音量の確認はAdministrative Menu(後述)のrightキーで確認できる。

    2. ディスプレイ輝度

      • Rightボタン
      • Up/downボタンで輝度調整する。

    3. 内部高度の設定 (必要に応じて)

      • 機体の高度計を29.92にし、気圧高度を読む。
      • muteボタンを押しながらmulti-functionボタンのdownを押す。(Administrative Menu)
      • "ALT FL ???"と表示されるので、Up/Downボタンで???を100feet単位で設定する。(狂っていなければ変更しない)
      • 終了:multi-functionボタンのセンターボタンを2回押す。
        注意:multi-functionボタンのセンターボタンを1回で"P000 009"と表示されるが、変更しない。

    4. 自機トランスポンダ確認(Local Bottun)

      1. Leftボタン
      2. "SQK XXXX" "ALT FL YYYY"または"TRA FL ZZZZ" "BAT ■■"と表示され通状画面に戻る。

        • Mode Aの場合 ALTで内部高度計の高度が表示される。
        • Mode Cの場合 TRAでトラポンの高度が表示される。



  • アラート設定 (最初はデフォルトのままで良いと思われる)


      1. 高度差の範囲を設定

        • multi-functionボタンのセンターボタンを1回押す
        • "ALT > ????"と表示されるので、高度差の範囲を設定

      2. 距離差の範囲を設定

        • multi-functionボタンのRightボタン
        • "RAN > ?.?"と表示されるので、距離差の範囲を設定



    Ground Mode vs. Flight Mode

    機能:地上にいる時はGround Modeで有ると、-高度機体の警告等が出ない。


    1. Ground Mode 高度差の表示に"G"が表示されている時。電源ON時。
    2. Flight Mode 高度差の表示に"+/-"が表示されている時

      • 切り替えはUpキーを押し続けることでFlight Modeになるが、35秒間高度変化が無いと戻る。
      • 200feet以上の高度変


    2008 04 02 06:34 PM [Glider] | 固定リンク

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