« 村上春樹の『風の歌を聴け』 | トップページ | 「ニヒル」であること »

2005.09.30

『世界の中心で愛を叫ぶ』

夏休みも最後になって、今日は夕べ録画した『世界の中心で愛を叫ぶ』のDVD化なんぞをしてました。
050930この映画、評判だったのですが、全然見る機会が無くて、そのうちTVで観れば良いやと思っていたのですが、やっと見ました。(なんか、そんなのばかりだなぁ)
2時間18分もあるんですね。この映画。
内容的には”良くぞこんな長さにしたものだ”と言うくらいシンプルな映画なのに、何故か長さを感じません。
たぶん、原作のままだと映画にならないのではと思えるところを、「柴咲コウ」演じる「律子」の登場で構成が取れているかな?
私の映画区分では”ヒロインは死ななければならないドラマツルギー”と言うジャンルに区分けされ、かの、『ラスト・コンサート』('76、日本ヘラルド)と同等の他愛も無いストーリーで展開する映画だなぁ、と思うわけですが、けっして悪い映画ではなく、良く作り込んでありますし、手持ちのカメラワークやソフトフォーカスにした映像などは、写真好きの私としてはとても好きです。(TBS系はフジTV系に比べ丁寧ですね)
準主演の「長沢まさみ」ちゃんの生き生きとした演技も、この手の悲劇には重要な部分を占めていますし、脇を固める「山崎努」はかなり美味しいですね。

惜しむらくは、最後のオーストラリアロケの部分の伏線が本編で上手く入っていなかったので、車の中での唐突な説明シーンで語られてしまい、”世界の中心”ってなんじゃ?的な必然性の低いものになってしまったことと、ホントはウルル(エアーズロック)でラストシーンを撮りたかったのだろうと思うのだけれど、アボジリニーの宗教的な問題では無いかと思うのだけれど、なんでもない当地の丘になってしまったのは、企画時点の調査・構成の問題が大きいのではないかと?思うのです。
これだけシンプルなテーマを、撮影技術、シーン設定、カットバック手法で過去/現在、視点を切り替えて引き付ける演出・編集がされていただけに、残念でした。

ちなみに、『ラスト・コンサート』は私が高校生の時の映画で、主演の「パメラ・ビロレージ」が、そのころ好きだった女の子とちょっと似ていたもので、私事でちょっと得点が高いです。大学生になってからもリバイバルで見たりなんかして・・・

Amazon見てたら、『ラスト・コンサート』を買った人に『ラストコンサート』と『小さな恋のメロディ』を併せて薦めていますね。
うぅ・・・ん、買ってしまいそうだ。あれ?ビデオで持っていたかな?

世界の中心で愛を叫ぶ』のDVDは購入することにしました。だって、「阪神優勝」のニュース速報が入っちゃったんだものねぇ。ちょっとねぇ・・・
「阪神優勝なんて入れないでと叫ぶ」ってな訳です。

2005 09 30 11:48 PM [etc] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: 『世界の中心で愛を叫ぶ』:

コメント

コメントを書く