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2004.07.09

陰影礼賛

kura.jpg
ソースカツ丼で有名な長野県伊那市あたりの農村を見ていると、結構立派な蔵が多いのですが、なぜか蔵の屋根の軒が深く、おまけに板壁などで覆われていることが多いのです。
「蔵」と言ったら雨風に強いようにしっかりした壁が塗られ、火事でも軒から火が入らないように壁と短い軒が一体化して漆喰で塗りこまれているのが普通です。なのに、ここでは壁はわざわざ覆われ、軒は深いときています。
こんなのを見ていたら、なんとなく、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を思い出しました。
「そうか!実に日本的な陰影を大切にする軒の深い蔵がここでは再現されているんだ!」

。。。と思って、その辺を歩いていたおじさんをつかまえて、訳を聴いたら、「だって、壁が直ぐボロボロになるから囲っているだけだよ」だって。

うぅん・・・・

こっちは、ホントの「陰影礼賛」。
busstop.jpg
渓谷沿いの旧道を走っていて見つけた昔のバス停。
もうバスは走っていないようですし、ホントに朽ちかけているのですが、周りの草もちゃんと刈り込まれきれいにされていました。田舎の美徳ですね。

こんな風景がボンベイのように突然火山灰で埋まって、千年も経ってから発掘されると、高松塚古墳や、キトラ古墳のように研究されるんだろうなぁ・・・

2004 07 09 09:43 PM [etc] | 固定リンク

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